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2011.03.01 *Tue*

禁縛

先日、歌/舞/伎を観にいって参りましたー。
正式名称は『通/し/狂/言/彦/山/権/現/誓/助/剱』って演目だったんですが。
にざさん主演・今注目株の愛/之/助が悪役。そしてにざさんの息子の孝/太/郎がにざさんの妻役…という、なんともおいしい(笑)お話でござました。

今回の演目は初めてだったんですが、何とも面白いお話でした。
というのも、端的に言っちゃうと、これは敵討ちの物語なんですよ。
父親を殺された娘が、その敵を殺す…!までの話なんだけど…。
その敵(あいのすけ)が悪知恵だけは働くやつで、娘の家族や周りの人間はことごとくその敵に殺されていくという…。
しかしそいつ、ラスボスな割には三下っつーかショッカーなんですよー。
あるのは悪知恵だけで、自分では全然実力が無いから、他人に人を殺らせてばっかりという。
まあ、兎に角そんな感じで人が死にまくる演目なんですがねぇ。
しかし。
ヒロインである筈のたかたろう演じるお/園さんが、何ともいいキャラクターでして。
すんごい怪力の大女(笑)で、歩き方もガニマタ。
薙刀を持ったおさーんを素手で倒してしまう(そもそも素手の女性に薙刀を持って戦うってどうなのよおさーん…)。
そんなに強くて男前なのに、にざさん演じる婚約者が現れると、超内股www
恥じらいながら、臼(!)を片手でくるっくる回す…。

挙句、最後の敵は主人公である筈のにざさんがばっさりと討つのかと思ってたら、そのまんまおそのさんがたおしちゃうからな。しかもかなりあっさりと。えええええええ。
3時間以上もあった舞台が、最後の最後の僅か5分やそこらで敵を殺して大団円だよおらびっくりだ!
マジこれでほんと最後!?
って思ったら幕下りるしさ…。まあいいんだよ。かぶきってそういうもんだよね…。
たまにはかぶきも面白いですよ?ストーリー展開とか。
大概人が死ぬけどね!何かあったら心中(…)若しくは仇討ち(…)。
でもそんな今とはちょっと違うような価値観の時代の物語の中で、時々役者さんが今ホットなネタとかをこっそりと会話に混ぜてたりするのが楽しいんですなぁ。



ということで。
本日は、『かぶき』繋がりで、この本の感想をば。おお!どんぴしゃにはまったぜ!珍しい^^




禁縛 (プラチナ文庫)禁縛 (プラチナ文庫)
(2011/02/10)
剛 しいら

商品詳細を見る




題名:禁縛
作者:剛しいら
挿絵:嵩梨尚
初版:2011.2
発行:プランタン出版


*****************************************

あらすじ:
緊縛師の龍地のもとを歌舞伎役者の草矢が訪れる。
梨園の御曹司である草矢は、縛られることへの欲望を秘めていたのだ。
女形として美しくあることを求められる自分を縛り上げ、追い詰めて崩してくれる龍地を草矢は欲さずにはいられなかった。
だが、肉体だけでなく、魂までも縛り包み込む絶対的な支配に恍惚となった草矢は、名門の柵からの解放と同時に龍地に縛りつけられ…。

*****************************************


この本を読んで、思わず緊縛師というものをぐぐ先生に聞いてみたのはあたくしたちだけではない筈だ。
だよね?そうだよね?YOU仲間だよねっっ!?(同意を激しく求めてみる)
へぇえ~~。ほおぉぉお~~。こーゆー世界があるんだねぇ~。
濃い。濃ゆい。
だけど、こういうSM?というものに特別興味を示さない人間だからなのか、素直に写真を見て「すげーなー」「もういっそここまできたら芸術だよね?」って変な先入観無く見れた気がします。

さて。
プランタンに剛しいら有り…って感じですね最近の剛さん(笑)。どうしたんですか一体^^
ここのところ、濃いものというかマニアックなものばかりじゃないですか。

『匣男』
『手錠』

と来て、今回の『禁縛』でございますよ。
あれ?プラチナ文庫ってそんな文庫だったっけ…?
プラチナ文庫の最近の帯の表側って、白地に僅かなワンポイントとあおり文句というシンプルなデザインだと思うんですが。
その帯に書かれた文句が『苦しんでる自分が好きなんだろ?』
アイヤーwwwwww
ま。内容を端的に表してますよねー。だってそのままだもの(み○を風)。

攻は天才と呼ばれた緊縛師の弟子でその後を継いだ、安念龍地。
受はカブキ界の若き女形のホープ、尾形吉矢。本名は松波草矢。

現実でもそうですが、草矢は梨/園ならではのプレッシャーというものがあるわけで、それがものすごいストレスになってるわけなんですな。
そんな草矢が、通院している精神科の先生に紹介されたのが、緊縛の世界だったという。

そう。
えろす自体がものすごくキツイ描写だというわけではないんです。
だけど、この緊縛のシーンが間に入るだけで何と濃い世界に…!
草矢も縛られてはいるんだけども、なんというかそこまでSMっていう感じもしなかったので抵抗なく読めました。
龍地は体に跡が残らないように縛ることに気をつけているので、そういう意味の痛々しさが無いっていうのもあるかもしれないなぁ。
何より草矢自身が縛られたがっているのもあるし。
体を縛ってはいるんだけども、縛られている筈なのに、本質的には精神が開放されてゆくという逆説が何とも面白いです。
しかも更に興味深いのが、草矢を縛ることによって緊縛師である龍地の心も開放されるということですかね。
龍地のトラウマも含めて、緊縛という行為が人の魂を救う…というところにまで物語を持ってくるあたりは、流石剛さんといったところです。

あと、この物語に出てくる教授を筆頭にその他の人も含めて結構世界観が剛さんの他の作品と繋がっているそうで、そういう芸の細かさが何ともツボ。
どうりでなー。だって教授、サブキャラにしてはブイブイ言わせ過ぎてるよなーって思ったら^^
ちょっと濃ゆ~い世界を見てみたい。
ねっとりしたえろすを感じたい。読みたい。
そんなアナタにお薦め。




「どうすればいい?どうすればまた会える?」


「一人でそれ以上堕ちるな。そうすれば……いずれ俺がまた縄を垂らしてやる。それにしっかり捕まれば、引き上げてやるから」


「きっとだよ。縄を垂らして……」


太い縄ならいいけど、もしかしたら三味線の糸かもしれない。


あるいは蜘蛛の糸だろうか。


それがどんなに心許ないものでも、龍地が垂らしたものなら、草矢はしっかりと捕まえるつもりだった。





【勝手に評価】
縄は世界を救う度:★★★★★
B L度:★★★☆
(縄という特殊なものが入るだけで凄くえろすに感じるのは何故なんだろう…)
総  合:★★★★


この次に出る剛さんのプラチナ文庫は、やっぱり漢字二文字で、変化球なのかしらん(笑)。
次に何がくるか、期待しています!


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万里とおさるの腐女子シスターズ。
姉なのにおさるに虐げられて過ごす、万年ディフェンス女、万里。
オフェンス担当、α派の笑顔で人をぶった切る(人に言われた)テラドSなオフェンス担当の妹おさる。
二人合わせて暫。

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・ネタバレしまくってます。基本的に最初は日常の日記、折りたたみで本の感想になっています。
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