暫。 エス 咬痕
08
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
<< >>


--.--.-- *--*

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Permalink *  EDIT * ▲TOP

2010.05.25 *Tue*

エス 咬痕

今、二人して平行して二冊の本を読んでいるのですが、その内おさるが読んでいる一冊が『愛憎連鎖』。

万里「どうよどうよ?そちらの芝生は??前回の『愛讐の虜』みたいに最後は攻のなんちゃって『ごめんなv』で奇跡の終了するんかィ??」
おさる「いやさー、めっちゃ早く読めるのよ。ご存知の通り、漫画の単行本一冊読むのに一時間かかるこのおさるが、何時の間に速読できるようになったん!?っていう位、めっちゃ早く読めるのよ!!」
万里「ふんふん。そうなん!で、どれくらい読めたわけ?」
おさる「まだ全然読めてないんやけどね。四分の一位?」
万里「たわけが!!!!!せめて四分の三読み終わってその速読とやらを口にせよ!!!言うのもおこがましいわ!!」
おさる「いやいや聞いて聞いて。うちのママンがお風呂入ってる間にここまで読めたんやから褒めて褒めてww」
万里「喩えがわかりにくすぎるっつーの!!しかもそんな当社比みたいな、比較してるんだかしてないんだか意味のないもんと対比されても…」

や、でもねぇ。
予想してたけれども、あばばばばって目が泳ぐような内容なんだもの。早く感想アップできるように速読頑張りま。



ということで。
本日は愛憎繋がりで、この本の感想をば。愛憎絡まった、咬痕ということで。

エス 咬痕 (SHYノベルス 133)エス 咬痕 (SHYノベルス 133)
(2005/05/28)
英田 サキ

商品詳細を見る




題名:エス 咬痕
作者:英田サキ
挿絵:奈良千春
初版:2005.6
発行:大洋図書


************************************

あらすじ:
どこまで身体を開けばいい?どこまで心を許せばいい?
警視庁組織犯罪対策第五課、通称「組対5課」の刑事である椎葉は、拳銃の密売情報を得る、言わば拳銃押収のスペシャリストだ。
その操作方法はエス(スパイ)と呼ばれる協力者を使った情報収集活動に重点が置かれている。
そんなある日、大物ヤクザである宗近をエスとし、自分の身体を餌に情報を得る椎葉に、上司からの命令が下った。
それは同僚の刑事である永倉の援護をするというものだった!
刑事とエス。それは運命を共有する関係でありながら、決して相容れない存在でもある。
英田サキが贈る孤独に生きる男達の歪で鮮烈な愛の物語。

************************************



(´;ω;`)



…一巻とうって変わって何この展開…。すげー悲しい…。
なんというか…ボラっていうよりもジュネ?でも、個人的にはこの巻、凄く好きだ。
そもそもボラ小説で、表紙に二人映っているのにも関わらずそれがカップルじゃないっていうのは斬新ですよね。
宗近裏表紙においやられとるし。
そして中表紙。
1巻のどーべるまん宗近に続き、今回は鷹ですよ。
自分を縛っていた鎖から解き放たれた鷹が、拳銃をつかんで飛んでいく。
また…なんて神な絵をぉ…(のた打ち回り)!!!
2巻のストーリーとめちゃくちゃ合ってるじゃないかよおぅおぅおぅおぅ…!!!
そんな涙涙の二巻。

1巻で宗近とエス契約をしたしぃしぃは、2巻でちょっとだけ成長します。
刑事である自分と、893である宗近との距離感。
宗近に対して隠し様も無く心が惹かれていくんだけれども、自分が刑事である限りは、893とは相容れない存在であり、ましてやそれがエスともなれば自分が利用する立場ではあっても、自分が利用される立場には決してなってはいけない。
でも、心の深いところでは一人の人間としてどうしようもなく求めてしまう。
そんなジレンマの板ばさみに陥ってるんですね。
そのような二人の関係に、大きな一石を投じる役割を果たしたのが、同僚の永倉と、彼のエスである小鳥遊真生(たかなしまお)。
たかなし。彼の名前が最初、どうしても読めなかったんですよね。『たかしな』とかと間違ってしまって。
でも実際に存在する苗字で、言葉の由来を知ると、ああなるほど…!!と合点がいって間違えなくなった。
天敵の鷹がいないと、小鳥は遊べる。だから『たかなし』。
最初はなんでこんなややこしい名前を英田さんはつけたんだ…と首をひねったんだけれども、話が進むにつれて、その名前がストーリー中で重要な意味を持ってくることがわかるんですよ。
この、永倉と小鳥遊の関係がどうしようもなく辛い。痛くて、悲しくて、苦しい。
エスの小鳥遊は、893の組長の愛人の一人。
で、永倉は捜査の為に、疑いのある組長のいる組に身をおき、エスである小鳥遊から情報を得ているわけです。
この、永倉の小鳥遊に対する態度が、本当に歪なんですね。
冷酷で、容赦ない、非道さで小鳥遊に辛くあたるんですが、小鳥遊は自分に辛くあたるそんな彼を好きだと椎葉に打ち明ける。
読んでいて『はぁあ!?』ってなるんだけれども、同時に『ああ…』と納得もしてしまう。この相反する感想。
永倉も小鳥遊も、重い過去を持っており、人格が壊れているというわけではないんだけれども、魂がどこか歪んでしまっている…欠けてしまっているといえばいいのかなぁ…。
だからこそ、その欠損した部分や歪んでしまった魂を補う為に、小鳥遊と永倉は惹かれあったのかもと思ったり。
でもそんな二人がマトモな恋愛をすることはとうてい無理な話だったんですね。悲しいけれど。
永倉は、小鳥遊を愛するが為に突き放そうとする。
小鳥遊はエスとして必死に情報を提供し、永倉に尽くしている…ように一見見えるんです。
自分の体を他人に売ってまで、情報を得ようとしたのだから。
けれども、もちろん確かに尽くしてはいたんだけれども、最後の最後で自分の願いを優先してしまうんですよね。
それは、永倉がずっと追い続けていた、武器庫のありかをヒミツにしてしまった…ということなんだけれども…。
小鳥遊が武器庫の場所を秘密にした理由と、その後の展開があまりに無情だった。
小鳥遊は本当に永倉のことが好きだったんですよ。
その愛が、結果的に最悪の方向へと運命を導いてしまったわけで。

結局、永倉と小鳥遊はお互いの本当の気持ちすら知ることなく、ましてや情をかわすことさえも無く。
こんな話ってあるかああああああ(突っ伏し)!!!!
…って思うんだけれども、でもこの二人が存在したからこそ椎葉が少しだけ前に進めるんですよね。

話は変わりますが、基本ボラ小説を買ったら先に挿絵を見ちゃう派です。
ネタばれも含まれてしまうから、ほんとはそうしない方がいいんだろうけどうずうずしてみちゃうんですよねー。
で、P191の永倉がしぃしぃを押し倒してるように見えるシーン。
これを見て、『あぁ…永倉がしぃしぃに惚れちゃうんですね?』とか見当ハズレもいいところというね。
そんな想像をしてたんですが、このシーンの本当の意味を知った時のやるせなさというか切なさといったらない。
『切ない』という文字通り、心臓に刃が差し込まれるような痛みなんですよ…。
抱き合ってるのは永倉と椎葉の二人の筈なのに、お互いに想っている相手は違っていて。
読んでいて、思わず涙がぽろりと転がり落ちてしまいそうになるのです。

そんな時、椎葉の傍にはあの人とあの人が。
悲しみでもう歩けなくなってしまいそうになった時に、支えてくれる人の存在。
特にしのさんが『道は違っても、私はいつも君の隣を歩いている』というところに胸打たれる。
気負うことなく、静かに椎葉を支えて、前に歩みを進める言葉を言うことの出来るしのさんを、おれたちは愛してる…!!!
でも、椎葉がその存在の意味を本当に理解できるのは、もう少し後になるんだけども、今この時にもほんの少しだけ実感するんですよ。おぉ…しぃしぃ…!成長したね。って。






自分を裏切るのではない。自分の心でさえ裏切れる、強さを持つのだ。


愛という名の甘い幻想に溺れたがる弱い自分を押し殺し、ふたりの関係が深まる以上に、自分を律する心を強くする。


それ以外に、この男と共にあり続ける術は無い。


どれだけ宗近に惹かれようが愛したりはしない。


情に流されるままに、求めたりはしない。


決して愛さず、決して裏切らず、これからも共にある。






これがしぃしぃの出した結論だったんですねぇ。
…難しいっちゅーねん…!!まぁ…それがしぃしぃクオリティなんだけども!





【勝手に評価】
じゅね度:★★★★★(メインカプ二人は絆が深まってよかったが、脇二人があまりに…)
B L度:★★★★(しぃしぃが可哀相なことになってます。むねちかぁあああああ!!!!)
総  合: ― (四巻まとめてね)



鎖から解き放たれた鷹がゆく先は、果てしなく遠い空の向こうでしたね。
そして、鷹がいなくなって自由になった筈の小鳥。
でも、小鳥は自由でなくてもいいから、鷹の傍にいたかったんだよなぁ…。






スポンサーサイト
Permalink *  CM(0) *  TB(0) *  EDIT * ▲TOP

COMMENT

Comment Form


秘密にする
 


TRACKBACK

TrackBack List


プロフィール

万里&おさる

Author:万里&おさる
万里とおさるの腐女子シスターズ。
姉なのにおさるに虐げられて過ごす、万年ディフェンス女、万里。
オフェンス担当、α派の笑顔で人をぶった切る(人に言われた)テラドSなオフェンス担当の妹おさる。
二人合わせて暫。

【当ブログについて】
・ネタバレしまくってます。基本的に最初は日常の日記、折りたたみで本の感想になっています。
・コメント大歓迎です。但し、ブログ内容と無関係と判断したものや、誹謗中傷の類は削除させて頂く可能性があります。
・御同類の方のみリンクフリーとさせて頂きます。でも一言ご報告頂けると小躍りして喜びます。



お気に召しましたらぽちっとしたって下さいまし^^



最新記事



FC2掲示板



カテゴリ

小説:英田サキ (13)
小説:暁由宇 (1)
小説:洸 (1)
小説:安曇ひかる (2)
小説:五百香ノエル (3)
小説:榎田尤利 (5)
小説:いつき朔夜 (1)
小説:音理雄 (1)
小説:鬼塚ツヤコ (1)
小説:神楽日夏 (1)
小説:華藤えれな (2)
小説:加納邑 (2)
小説:綺月陣 (1)
小説:樹生かなめ (14)
小説:久我有加 (1)
小説:楠田雅紀 (1)
小説:剛しいら (6)
小説:木原音瀬 (16)
小説:榊花月 (1)
小説:崎谷はるひ (1)
小説:砂床あい (1)
小説:沙野風結子 (3)
小説:愁堂れな (2)
小説:砂原糖子 (4)
小説:しみず水都 (1)
小説:清白ミユキ (1)
小説:須和雪里 (1)
小説:高遠琉加 (9)
小説:谷崎泉 (1)
小説:玉木ゆら (1)
小説:中原一也 (1)
小説:萩野シロ (2)
小説:花川戸菖蒲 (1)
小説:バーバラ片桐 (5)
小説:鳩村衣杏 (1)
小説:花郎藤子 (2)
小説:樋口美沙緒 (3)
小説:火崎勇 (3)
小説:ひちわゆか (2)
小説:日向唯稀 (2)
小説:真崎ひかる (2)
小説:松岡なつき (2)
小説:松野たばこ (1)
小説:御木宏美 (1)
小説:水戸泉 (3)
小説:水壬楓子 (2)
小説:睦月朔子 (1)
小説:夜光花 (6)
小説:夕映月子 (1)
漫画:秋葉東子 (3)
漫画:亜樹良のりかず (1)
漫画:麻生海 (1)
漫画:阿仁谷ユイジ (2)
漫画:阿部あかね (2)
漫画:あべ美幸 (2)
漫画:雨隠ギド (1)
漫画:天城れの (2)
漫画:ARUKU (5)
漫画:池玲文 (3)
漫画:石川ちか (1)
漫画:石原理 (5)
漫画:井上佐藤 (3)
漫画:海野サチ (1)
漫画:えすとえむ (3)
漫画:エンゾウ (1)
漫画:扇ゆずは (4)
漫画:桜巳亞子 (1)
漫画:岡田屋鉄蔵 (2)
漫画:奥山ぷく (2)
漫画:小椋ムク (1)
漫画:小山田あみ (1)
漫画:梶本潤 (3)
漫画:語シスコ (1)
漫画:雁須磨子 (2)
漫画:川唯東子 (3)
漫画:河井英槻 (1)
漫画:木下けい子 (4)
漫画:京山あつき (3)
漫画:琥狗ハヤテ (1)
漫画:草間さかえ (5)
漫画:九重シャム (1)
漫画:国枝彩香 (2)
漫画:九號 (1)
漫画:車折まゆ (1)
漫画:クロオ千尋 (1)
漫画:黄河洋一郎 (1)
漫画:寿たらこ (6)
漫画:サガミワカ (1)
漫画:櫻井しゅしゅしゅ (1)
漫画:サクラサクヤ (1)
漫画:定広美香 (1)
漫画:嶋二 (2)
漫画:志水ゆき (4)
漫画:蛇龍どくろ (1)
漫画:舟斎文子 (2)
漫画:SHOOWA (3)
漫画:神葉理世 (2)
漫画:杉原チャコ (1)
漫画:杉本亜未 (1)
漫画:鈴木ツタ (3)
漫画:関口かんこ (1)
漫画:高久尚子 (1)
漫画:タカツキノボル (1)
漫画:高永ひなこ (1)
漫画:高峰顕 (1)
漫画:宝井さき (1)
漫画:宝井理人 (2)
漫画:田倉トヲル (1)
漫画:館野とお子 (2)
漫画:環レン (1)
漫画:椿かつみ (1)
漫画:天禅桃子 (1)
漫画:トジツキハジメ (1)
漫画:直野儚羅 (1)
漫画:中村かなこ (1)
漫画:夏目イサク (4)
漫画:七織ニナコ (1)
漫画:楢崎壮太 (1)
漫画:南国ばなな (1)
漫画:二宮悦巳 (2)
漫画:ねこ田米蔵 (1)
漫画:葉芝真己 (3)
漫画:日高ショーコ (2)
漫画:びっけ (1)
漫画:秀良子 (3)
漫画:平喜多ゆや (1)
漫画:葛井美鳥 (4)
漫画:藤谷陽子 (1)
漫画:藤たまき (2)
漫画:古田アキラ (1)
漫画:ホームラン・拳 (1)
漫画:ホコ (1)
漫画:穂波ゆきね (1)
漫画:本庄りえ (1)
漫画:本間アキラ (4)
漫画:真枝真弓 (1)
漫画:まさお三月 (2)
漫画:斑目ヒロ (0)
漫画:町屋はとこ (1)
漫画:松尾マアタ (1)
漫画:松本花 (2)
漫画:麻々原絵里依 (3)
漫画:ミナヅキアキラ (1)
漫画:宮城とおこ (1)
漫画:宮本佳野 (1)
漫画:むとべりょう (1)
漫画:明治カナ子 (3)
漫画:萌木ゆう (1)
漫画:本木あや (1)
漫画:元ハルコ (2)
漫画:桃山なおこ (1)
漫画:もろづみすみとも (1)
漫画:門地かおり (3)
漫画:モンデンアキコ (1)
漫画:ヤマシタトモコ (2)
漫画:山田コウタ (1)
漫画:山田2丁目 (2)
漫画:山田ロック (1)
漫画:大和名瀬 (1)
漫画:山中ヒコ (3)
漫画:山本小鉄子 (3)
漫画:やまねあやの (4)
漫画:柚摩サトル (1)
漫画:ユキムラ (2)
漫画:吉池マスコ (3)
漫画:ヨネダコウ (1)
漫画:依田沙江美 (1)
漫画:わたなべあじあ (1)
一般書:岩本ナオ (1)
一般書:大武ユキ (1)
その他 (5)



FC2カウンター



月別アーカイブ



最新コメント



検索フォーム



リンク

このブログをリンクに追加する



QRコード

QRコード



Copyright © 暫。 All Rights Reserved.

テンプレート配布者: サリイ   素材: Bee  ・・・   
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。