暫。 イノセンス ~幼馴染み~
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2010.05.24 *Mon*

イノセンス ~幼馴染み~

前からちょっと書こうかなと思っていたんですが、ボラ感想の後に書いているBL度評価について。
なんか色々読みすぎてると感覚が鈍ってくるというか麻痺してくるというか…。
評価しててももうわけがわからんくなってくるんですよね…。
嗚呼これが大人になるということか。違いますね。うん絶対違うと思うよ!!
先ず、とりあえずちっすまでなら★~★☆(1から1.5)位かな。
で、おさわりが入ったら★☆~★★☆(1.5から2.5)位。
ちょめちょめになったら、★★☆~★★★★★(2.5から5)。
このね!2.5から5の間がね!曲者なんですよ。幅が広すぎて。
しかもあたくしたちの評価の場合、『この作家さんでこの描写なら★5つ』とか『この作家さんでこの描写なら、まだいけるだろうから★4.5』みたいなね。あと、『この雑誌でこの描写なら★4つ』とか、比較対照がもう凄く個人的な見解になっちゃってるんですよねー。

もういっそ、あれか。明文化した方がいいんでしょうか。

BL度:ちょめちょめ有。描写→朝チュン…★★★
    ちょめちょめ有。描写→らいとせーばー的描写…★★★★
    ちょめちょめ有。描写→がっつり。つゆだく…★★★★★

とかそんなの?書きたくもないわ!と、自己突っ込み。
ってことで、これからもあいまいな評価でいってみようと思います。あいまいなにほんのわたし(…)。



ということで。
本日は、ほんとこんな雑談の後ですみませんと平謝りしたくなる、まっさらで穢れない、この本の感想をば。



イノセンス―幼馴染み (幻冬舎ルチル文庫)イノセンス―幼馴染み (幻冬舎ルチル文庫)
(2010/05/17)
砂原 糖子

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題名:イノセンス~幼馴染み~
作者:砂原糖子
挿絵:陵クミコ
初版:2010.5
発行:幻冬舎


************************************

あらすじ:
小さな頃からずっと、乃々山睦の好きな人は幼馴染みの来栖貴文。
高校卒業間近になっても真っすぐそう主張する睦に友達は困ったように笑うが、何故なのか睦にはわからない。
女の子とのキスを目にして、自分もしてほしいと懇願する睦に来栖は…。
来栖が上京する春、会えないまま過ぎてゆく月日、そして―。
書き下ろしも収録し、待望の文庫化。

************************************



この本って新装版だったんですね。いっちゃん最初に書かれていたのが2003年っていう表記を見て気づいた。
この物語を読んで思ったことは、少し前にドラマになった、ぼくのあるく道。
くさなぎ君が自/閉/症の主人公を演じてたあれです。
といっても、この物語の主人公の睦は自/閉/症ではないし、身体的な面では一切問題が無いんですよ。
だから日常生活を送るには問題が無いんですね。ただ、通常よりもIQが低め、ということだけで。
で、物語は基本、主人公の睦視点で進みます。
ですが、高校から社会に出ての10年間という長いスパンを描いているにも関わらず、睦は心がいつまでも幼いままなんですね。
対する幼馴染の来栖は、当然の如く年を経て、社会の荒波に揉まれて大人になっていく。
睦の心の純粋さ…無垢さは変わらないままの中、時折混じる来栖の心情に、リアルさを感じるんですよ。
睦の真っ白な心内は、正直ボラを読むようなおねいさん方の年代にはすこーし共感しがたいところがあるかと思うんです。
でも、睦の傍にいる来栖の心情ならば、より共感出来るというか。
だから、睦が悲しむと判っていて自ら彼の元を離れていった来栖のことを酷い奴だと切り捨てることは出来ないんです。
ただ、睦は何で来栖と離れ離れにならなきゃいけないのか理解していないから、この世の終わりのように悲しむし、読んでいてその悲しみもよく理解できるから、凄く辛いんですよね。
地元を離れて東京へ行く来栖の背中を追っかけようとする睦。
こうして高校卒業とともに一度は別たれた二人だったんですが、睦の執念と偶然により、まさかの再会に。
睦の大好きなくるちゃんは、なんと東京で議員秘書になっていた…!
仕事が仕事なだけに、くるちゃんは年齢の割りに人生の酸いも甘いも…じゃなくて酸いも苦いもしょっぱいも味わってしまっておりました。
そんな時に再会した睦は、やっぱり変わらずにむっちゃんでした。
流されて変わってゆく来栖と、変わらないままの睦というのが、本当に対照的に描かれているんですが、対照的だからこそ来栖が睦を求めるという意味がより深く理解できる。切ない。
そうして紆余曲折あって、また再び二人の道が別たれそうになった時、東京から地元へ帰ろうとする睦に来栖が追いすがるんですよ。その来栖の必死さに、もう胸打たれるというか…。
来栖は自分のことを睦と比べて蔑むようなことを言うけれど、私達は読んでいてそんなことはみじんも思わなかったなぁ。寧ろ、必死に大切な想いを守ろうとした来栖の想いは純粋そのものだと思うんだけども。

兎に角、物語は少しずつ少しずつ進んでいくので、二人が結ばれる時は本当によかったねぇ…!としみじみと思ってしまったのでした。
だって…くるちゃん、やっと睦と暮らせるようになったと思ったら、睦の言う『好き』と自分の睦を思う『好き』との違いに悩まなきゃいけなくなりますからね。結局は、二人の『好き』に違いはなかったんだけどもね。
でも、睦にそういう概念が無いから、すれ違うすれ違う(苦笑)。
それにしても、二人の結ばれる瞬間が単なるえろすとかとかそういうものではなくて、とても神聖なものに思えたんです。尊いというか。じんわりと感動した。

先がものすごく気になって一気読みしたにも関わらず、そんな亀な歩みの恋愛模様なので、読み終わった後はものすごく疲労感が。
ま、もしかしたら直前に黄昏に花が舞う(BY樹生かなめ)を読んだから余計になんだろう…。というか、これのせいだな絶対^^
そういえば、登場人物がもの凄くキャラが濃いとかそういうわけではないんだけども、脇キャラがいい味を出していました。睦の高校時代の友人のオウちゃんとか。
彼は、損得勘定抜きの、本当に心から睦のことを大切に思ってる、『いい奴』。
睦が来栖のことを好きだということを知った時も、睦を否定することをしないんですね。
その時に限らず、睦が困っている時に、彼が自分の人生をどう進むべきか、どう考えるべきか、そっとアドバイスをしてあげるという。
他人を導くことが出来る人っていうのは、本当に貴重な得がたい存在だと思うので、睦は彼のような理解者が傍にいて幸せだと思ったり。
オウちゃんだけでなく、来栖のお母さんや妹も温かい存在として描かれています。
世間の風あたりが強いことがあっても、睦が負けることなく生きていけたのは、彼らの存在があるから。
と、色々想いをはせてみました。






「俺の傍にいてくれ、睦」


バランスを崩し、床に膝と両手をついた男の握り込んだ左の拳には、色褪せた紙の端が覗いていた。


見覚えのある、青い色。


「俺の我が儘を……願いを聞いてくれ」


来栖が握り締めているのは、あの日睦が渡した券だった。


大好きな幼馴染みを喜ばせたくて、画用紙で作った願い事を叶える券。






このシーンはぐっとくるんだよなぁ…!



【勝手に評価】
イノセンス度:★★★★★(純粋。睦だけじゃなくて、来栖の想いも純粋だと思う)
B L度:★★☆(あるけど低目ね。)
総  合:★★★★☆


挿絵も凄くお話と合ってました。表紙も綺麗ですよね。






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万里とおさるの腐女子シスターズ。
姉なのにおさるに虐げられて過ごす、万年ディフェンス女、万里。
オフェンス担当、α派の笑顔で人をぶった切る(人に言われた)テラドSなオフェンス担当の妹おさる。
二人合わせて暫。

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