暫。 甘い運命
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2010.05.11 *Tue*

甘い運命

昨日、ボ部のメンバーと合流した際に、メツの奴がおさるの格好を見て開口一番のたまった。

「吉/田/栄/作みたいだね」

…は?何その中途半端な評価は…?褒められてるのかけなされてるのかさっぱりだが、これはけなされてるんだろうか。やっぱり…?

おさる「いや、言い訳させておくれよし。普段はもうちょっと考えた格好するさ?でもさ、よく考えよし。インテでヒールの高い靴履いてっても疲れるだけやし。しかも今回のインテ、会うのってボ部のメンバーぐらいやし。おしゃれしてもなんもいいことあらへんやろ?お洒落なんていらんやろ??」
万里「…お洒落っていうよか…あれって、おさるの着てたジャケットとTシャツとジーンズ&スニーカーの四点セットでえーちゃんだったんだろうな…」
おさる「更に言い訳させておくれよしよ。予定ではあの格好にストールを巻いてヒールのパンプスを履くつもりだったのよ。でも暑かったからストールを捨て去り、よくよく考えてみたらパンプスでヒールの一番低いのでも7センチヒールだったことを思い立ち、それでスニーカーにしたのよ…。」
万里「ああ、あのストールってまだ買って間もないのに糸がほちけててびろびろになった奴?」
おさる「ちゃんと切ったわああああ!!!(怒)ちなみに今日、ほぼ同じような格好でパンプスとストール巻いて職場に行ったら『アクティブ綺麗目OL風』って言われたもん!」
万里「あんたが『もん!』言うたらきもいな…がたぶる。」

万里タコ殴り=3=3

万里「おおおおおおおお…おれはめげない…!『アクティブ綺麗目OL』じゃなくて『アクティブ綺麗目orz』の間違いだろ??」

万里フルボッコ^^



ということで。
万里はどんな暴力にも負けない…!
万里「テーマは非/暴/力/不/服/従なのさ!りすぺくとがんじー。」
はい、そこで失笑しないね。そんなこんなで暴力反対ー!繋がりで、本日はこの本の感想をば。
うあああなんか無理やりに繋げたなぁ…。



甘い運命 (二見書房 シャレード文庫)甘い運命 (二見書房 シャレード文庫)
(2010/02/23)
高遠 琉加

商品詳細を見る




題名:甘い運命
作者:高遠 琉加
挿絵:麻生海
初版:2010.3
発行:二見書房


************************************

あらすじ:
こんなおじさんの体を触りたいなんて、君、本当にどうかしてるよ

ル・ジャルダン・デ・レーヴの超無口なパティシエ・一 ( いち ) 。
彼が胸に秘めた想い人とは──?

樫崎一は、子供の頃から感情を押し殺して生きてきた。
しかしアパートの隣人・ゆきと知り合ったことがきっかけで傷害事件を起こしてしまう。
社会復帰しても生きる意味を見いだせない一。
そんな時再会したのが、高校時代の担任・湯原だった。
わけありな赤ん坊・海を理由に乞われて始めた同居は、一に初めて家族のあたたかさをもたらしてくれた。
しかし、湯原がいつか結婚するかもしれないと思うたびに一の心はざわついて…。
『 愛と混乱のレストラン 』シリーズ番外編。
ル・ジャルダン・デ・レーヴのパティシエ・一の秘めた熱い想い。

************************************



これね。発売されて当日に買ったのに、何でこんなにも感想遅くなったのかなぁ…ははっ。不思議だね★
所謂『積読』って奴ですね!…でもこれはまだ早くに脱出できた方かな…。
熟成発酵させていた分、美味しくいただきましたとも。
そもそも。あの『愛と混乱のレストラン』のパティシエ、一のお話ですからね。
高遠さんのお話ですからね。絶対ハズレはないと思ってましたが、思っていたとおりでした。
話自体は愛と混乱~の方でちょろっとだけ触れられていたように、一の重い過去のお話になるとは判っていたから覚悟はしてましたけどね。
それでも読んでたら、前半部分の先生と海ちゃんと一緒に暮らす前の一は、覚悟していたとはいえちょっとブルーな気分になりますた。
でも、そんな重くて暗い中でも、本来甘いものにはあまり興味の無かった一が、パティシエになる一番最初のきっかけになった、お隣さんのゆきとのお話は、当初からもうフラグが立ってるんだけども、それでも、オアシスといえばいいのだろうか…。ボラ本を読んでる筈なのに、このゆきと一の関係が変わらずに続けばいいのにってちょっと思ってしまった。
なんだろうな、その時の一の魂に一番近い存在だったのがゆきだったのかなと。
彼女の笑顔をきっかけに、甘いものは人を幸せにするということを知った一。
結局一番最初に作ったパウンドケーキは食べられないままだったけど、それが全ての根源だったんですね。

さて、読んでいて、先がわかるんだけども…でも、一に刺されたゆきの彼氏ってサイテー人間じゃないですか。
刺されて当然やー!これを機に反省せいっ!…って正直読んでてちょっと思ったんですが、そうではなく。
刺された相手よりも、加害者になってしまった一の方がおそらく遥かに傷ついたんですよね。
刺そうと思って刺したのではなく、故意ではないから余計にというか。
でもそれだけじゃなくて、母親から暴力を受けていた自分はそれを機に『自分も母親と同じように他人に暴力を振るう人間なのじゃないか』という恐怖がついてまわってしまいます。
これが一冊を通してのテーマなんですね。
重い十字架を背負った一が、この一冊を通じてどんな風に救済されていくのか…。という。

そうです。ボラではないのです。一人の、一という人間が救われる話なのですよ。と、せつせつと語ってみる。
流石高遠先生。
凄いと思ったのは、一のことを根本的に救うのは、実は湯原先生じゃなくて海ちゃんだったってこと。
海ちゃんは、湯原先生の亡くなったお姉さんの産んだ一人娘。
父親がいないまま一人で出産したお姉さんはそのまま鬼籍に入ってしまった為、弟の湯原先生が赤ん坊の海ちゃんを男手一つで育てているところに、行き場を亡くした一が一緒に住む…。という不思議な家族の形。
赤ちゃんの時から湯原先生と一緒に海ちゃんを育て、三人で家族というものを作り上げていくんですね。
すくすくと海ちゃんは育っていきます。その赤ちゃんの描写が凄くよく伝わるんですよ。
赤ちゃんのあの、温かい体温だったり、独特のミルクの体臭だったり、ちょっと汗ばんだ抱き心地だったり、黒目がちな瞳で視線を離さずにじっと見つめてくるあの感じとか。
料理の描写にしろ、お菓子の描写にしろ、高遠先生の描写は読み手にダイレクトに伝わるんですよ。
実際に目の前にそれらが存在しているような感覚にさせてくれるという。
で、読者も海ちゃんの成長を一緒に見守るんですねぇ。
っていうか、海ちゃんが本当にいい子に育つというか、まっすぐな子に育つんだなぁ…。
勿論それは、一と湯原先生の愛情のなせるわざなんだけども、海に放った一の愛情が、海ちゃんを育て、そして大きくなった海ちゃんの愛が、結果として一を救う。
これは…キャッチ&リリースなのか!?(一気に興ざめ★)
でも、人は子供を育てることによって、子供だけでなく親も成長できるとよく言われるように、まさにそうだったんだなぁと。

海ちゃんが小さいときに、『赤ちゃんはびっくり箱だ』っていう表記がよく見受けられたんですね。
それは一の気持ちだと思うんだけども、ことある毎に日々成長していく赤ちゃんの海ちゃんを見て、一は『赤ちゃんには無限の可能性がある』とか、本当にさまざまなことを考え、感じて感嘆するんです。
一がそう思う度に、『一だってそういう時があったんだよ…』って読んでいて凄く切なかった。
そうしたら、物語の最後の方に、自分の母親もきっとそう想ってくれていただろうというところに一が気づいてくれて、もうそれだけでも本当によかった…と思った。

さて。
一を根本的に救ったのは海ちゃんなんだけれども、一を名前の如く、温かいお湯のように包み込むが如くに傍に居たのが湯原先生なんですがね。
先生…。読んでてねぇ…ちっすで終わるんですか?どうなんですか?もう別にそれで終わらせても先生がそれでいいなら読者のあたくしたちも全然それでかまいませんよっ?ってそんな気分で読んでたんですけども、そうは一がおろしませんでした(苦笑)。
つーか一よ。もう必死だなwwww
そして、先生が何かある毎に「君、どうかしてるよ」って口癖のように一を諭そうとして失敗するのが何ともミソですた。
正直、番外編のチョコレートホリックはあってもなくてもいいかなって思ってたんですが、最後のこの締めを読んで、「あぁ…やっぱり必要な話だったんだよね」と合点がいきましたよ。
皆に愛された作品のスピンオフだからこそ、どうやって巻く引きするのか考えたんでしょうね。
このラストを読んで幸せな気分になり、久我修司と理人を思い出したのは私達だけではない筈。
あ~あ、これで本当に最後かぁ…。小冊子、注文しないとな!
後書にあったように小冊子が『坊宮の半世紀に渡る回顧録』でも個人的にはよかったんですけどねv
やっぱ理人猫がみたいですよ。毛がふっさふさになってくがしゅうじにブラッシングされて大切にされている場面が見たいです。あは。








「いっちゃん、このお店で働いてしあわせ?」


「うん」


「そっか。よかった。いっちゃんがしあわせだったら、海とひろちゃんもしあわせだよ」


「――」


自分は、しない。


この時、確信できた。神様にだって約束できた。


ずっと自分に脅えてきた。俺の中には暴力の種が眠っていると思っていた。


でも、もう自分はしないと思えた。


この先どんなに虐げられても、理不尽なことが山ほどあっても、誰かを殴ったりしない。ナイフで刺したりしない。


大事な人は守るけれど、それで傷つけられても、自分はもう絶対に、絶対に、誰のことも傷つけない。


全部受け止めて、自分のところで終わらせる。








おお~~いおいおい。ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!! (男泣き)。
涙無しには読めないのでございました。
一が先生と、そして遠くに離れてしまっても海ちゃんと繋がっていられるのが、読んでいて本当に幸せ。



【勝手に評価】
糖度:★★★★★(ふわふわとした甘さだったり、ビタースイートなほろ苦さだったり。)
B L度:★★☆(ちっすどまりでもよかった気がするけど、一があんまりに必死だったので…!)
総  合:★★★★★



★4.5か5かなぁって迷ったんだけど、愛と混乱~の3の評価を★10こにしたなぁーあははって思い立ったので、ならば5つでOKだな?ということで。
高遠さんの本の評価には甘いあたくしたち。好きなので(*益*)
さあ小冊子だ。坊宮(違)…v







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Author:万里&おさる
万里とおさるの腐女子シスターズ。
姉なのにおさるに虐げられて過ごす、万年ディフェンス女、万里。
オフェンス担当、α派の笑顔で人をぶった切る(人に言われた)テラドSなオフェンス担当の妹おさる。
二人合わせて暫。

【当ブログについて】
・ネタバレしまくってます。基本的に最初は日常の日記、折りたたみで本の感想になっています。
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