暫。 愚直スタイリッシュ
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2010.04.13 *Tue*

愚直スタイリッシュ

買ったボラ漫画の間に挟まれていた葉書に『アンケートにお答え頂いた方に抽選で図書カードプレゼント』とあったので、思わず記入してみた。
で、その質問の中に、『いつも購入しているコミック誌をお教え下さい』とあったんですね。
その回答の下に色々な雑誌名が書いてあって、街頭するものに○をつけていく…という選択式の質問だったのですが、
次のようにありました。


1.Chara 2.Chara Selection 3.ASUKA 4.いちラキ 5.Wings
6.GUSH 7.花恋 8.コミックJUNE 9.コミックAQUA 10.CIEL
11.CIEL Tres Tres 12.Daria 13.Dear+ 14.drap 15.花音
16.花とゆめ 17.BE×BOY 18.BE×BOY GOLD 19 BOY’S ピアス 20.LaLa
21.ルチル 22.麗人 23.CRAFT 24.HertZ 25.その他


…何か…『どうしてここに混じってるの…?』的雑誌があるように思うのは私達だけでしょうか…?
花とゆめって…ここに入れていいものなのかな…?
ララはもうちょっとだけ…花ゆめよりもこう…恋愛臭を抜いたものが多いような気がするんだけども。
まぁ、確かにね…。大体の女子はリボンを卒業して花ゆめか少コミのどっちかに進むことによって運命が別たれると考えておりますので。

少コミに進む→一般の女性へ…。
花ゆめに進む→おたくになる素質アリwww

ちなみにあたくしたちは花ゆめに進んだクチでしたよ。
そしてあたくしたちの持論はまだございまして、

花ゆめにすすむ→Wings、ASUKAに進む→ようこそ(をたくの)聖地へ★

みたいなね。
だから花ゆめがここに入っていても、『未来予備軍』みたいな感じで私達的にはおっけーなんすけど。



ということで。
本日はボラというよりも、ララとかに出てきそうな、一つ屋根の下で生活する二人の男の人達のお話の感想をば。
でも内容は割とハードなのでした。えろすという意味ではなく。





愚直スタイリッシュ (シャレード文庫)愚直スタイリッシュ (シャレード文庫)
(2006/09/28)
花川戸 菖蒲

商品詳細を見る




題名:愚直スタイリッシュ
作者:花川戸菖蒲
初版:2006.10
発行:二見書房


****************************************

あらすじ:
熱い親切青年・朋野と元エリートサラリーマンの翠。
性格正反対の二人が営む「便利屋朋野」はその名の通りティッシュ配りから経営コンサルタントまで、なんでも請け負う庶民の味方。
役割分担は、締まり屋の翠が内勤と経理で、朋野が主に肉体労働―
だが、そこには翠が心に大きな傷を抱えているという理由が。
苦しみを分かち合い、一人では社会に適応できなくなってしまった翠を支える朋野の愛が、じわりと胸を熱くする珠玉の名作。
書き下ろしは年末編。朋野ついに過労で倒れる!
お世話になった沈着冷静な朋野宅のお隣、左近司さんの正体とは。

****************************************



題名が素敵だよね。内容と凄くあってる。
愚直一直線に、一所懸命にお仕事を頑張ってお互いを想いやるっていうのがいいなぁと思う。
そんな風に必死に生きている彼らの姿が、とてもかっちょよくてスタイリッシュなのですよ。

主人公二人の朋と翠は、元々一緒の会社で働くエリートリーマンだったんですね。
でも、性格は真反対。竹を割ったような性格で、お人よしな朋。曲がったことが大嫌い。
対する翠は、冷たい感じのするエリート。出世欲が強くて、意地っ張り。自分の出世の為には周囲の人間を蹴落とすことに良心の呵責も感じないような、所謂イヤなヤツ。
そんな二人が何故元の会社を一緒に辞めて、儲からない何でも屋をやっているのかというと、元の職場で起こったとある事件が大きな原因なんですね。これが物語の根本というか、翠の暗い過去、そしてトラウマの要因になっています。
そして、その事件を思い出すと、翠はパニックに陥ってしまう。
物語の根底に流れる、翠が受けた傷の大きさと苦しみはとても深刻な問題なのだけど、朋の翠を愛する気持ちと、包容力と優しさが、物語全体を柔らかくし、読んでいる人を温かくさせるさせるんですよ。じわ、じわと心深く浸透してくる。
何となくイメージとしたら、朋の心の在り様は、るーきーずのかわとうみたいな人かも。
もちろん、朋は恋愛感情として翠のことが好きだ!っていうのもあるんだけども、それ以上に傷ついた翠を放っておくことが出来ないんですよ。
そして、傷ついた翠もおひさまみたいな朋の心の健やかさに、ほんの少しずつではあるんだけども癒されていくんですね。傷ついた翠の、再生の物語。
それにしても兎に角、本当に朋がいい人。素敵な人。
ボラに出てくる攻様って、こう、強そうで社会的に地位もあって、かっこよくて、非が無いような人…所謂『かっこいい』人が多いじゃないですか。
でも、朋はそんなんじゃないんですね。会社を辞めて、何でも屋をやってはいるけれどもいつも財政的にはカツカツの状態。しかもお人よしだから、困ってる人を見たら無償で助けてしまうものだから、しょっちゅう翠に怒られているんですよ。
しかも見た目も顔は悪くないんだけども、髪もぼさぼさでいつも小汚い格好をしてるから、そんなに格好よくも見えない。
でも、なんだろうな。彼って、この物語の中で生き生きしてるんですよ。
血の通った、実際に存在していそうな温かさのある人間像。凄く魅力的に描かれてる。
翠の過去はとても重くて、翠自身もマイナス思考なんだけど、それ以上にプラス思考というか陽の気の持ち主の朋が傍にいることで、マイナスが少しずつプラスになっていくんです。

さて、朋は翠のことが本当に好きで好きで、本当に好きなんだけども、翠のトラウマがトラウマな為、二人の仲はなかなか進展しません。
しかも翠自身は普段はクールだから、色々おばかなことをやっている朋に冷ややかなんですよ。
でもそれは故意ではなく、トラウマを負った為に翠は感情を上手く表現できない、というのもあるんです。
だから、朋もそれをわかってるんです。でもわかってるんだけどもやっぱり翠に「愛されたい…!」って思っちゃう朋。
朋は健全なる男子なので、「イカン!イカン!」と我に返っては夜中に水ごり(!!)をするのです。まるで修行僧。挙句、冷たい水を夜中に被ったために風邪をひいて寝込んでしまう…。
なんかもう、色々切なくてねぇ…!!
二人の進展はお手手をきゅっと握りあえた…!っていうところまでですからね。
寧ろ二人の関係は一つ屋根の下で住む、姓も同じ家族そのもの。
朋…ほろり…って思っちゃうんだけど、この二人はこのような関係だからこそいいのだねって。

このお話は、三つ収録されています。
その三つ目のお話に出てくる、お隣に住んでいるちっちゃい男の子のことを翠が『左近司さん』と言って敬語で話しかけるのが何とも言えない^^
で、翠から話を聞いた朋が、左近司さんのことをいい大人だと当初は勘違いしていたのもうなずける。
どのお話も少し重くて切ないんだけど、読後感は何ともいえない温かさに、幸せな気持ちになれる。
作者が後書で、「ちゅうも無ければえっちも無い、ジュネ的にもボーイズ的にも問題のある内容だけど、この話をどうしてもどうしても書きたかった」と書いてらっしゃるんですが、この本を読んでいてその気持ちがとてもよく伝わってきました。
というか、このお話がそもそも小説JUNEで書かれていたというのも驚きなんですけどね。
派手さは無い作品だけど、読んだ人が優しい気持ちになれる、こんな小説を書いた花川戸さんも、きっと優しい人なんだろうなぁと思ったり。
あと、挿絵の角田さんのふわっとした少女漫画に近い雰囲気の絵が、また一層優しい話のやわらかさを表していて、ナイス組み合わせでした。







「待っててくれた翠に感動しました。あの渋谷のさ、…」


「僕は忠犬ハチ公ほど愚直じゃないよ
 朋が帰ってこないってわかったら、一分だって待たない」


「あ、うん、それがいいよ……」


「朋が帰ってこないってわかったら、僕も死ぬ」


「…翠…」


「朋がいなくなったら僕は生きていけないから。ゆっくり死んでいくんだろうなって思う」


「翠、…」


「でも、そんなことにはならないと思うけどね。朋が僕をおいていくはずがないし」








↑翠は淡々と、無意識に言ってるんだろうけども、コレはものすごい愛の告白だと思う…!
朋…よかったね…!!!「一分だって待たない」って言われた時にゃあ、読んでて「ムゴっ!!!」って思ったけどね。
その後がよござんした。朋、救われた。






【勝手に評価】
愛、燦燦と度:★★★★★(愛です。深い愛です。翠に無条件に降り注ぐ愛です。)
B L度:★(二人の間はめっちゃ清い関係なんだけど、翠の過去のトラウマのシーンがちょっとキツイかな)
総  合:★★★★☆(もしも続編が出たとして、翠が本当に救済された時に★五つを捧げたいです)



いいお話だと思う。月並みな表現だけど。
少しだけ前の作品になるけれども、一読して決して損はしない筈。






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Author:万里&おさる
万里とおさるの腐女子シスターズ。
姉なのにおさるに虐げられて過ごす、万年ディフェンス女、万里。
オフェンス担当、α派の笑顔で人をぶった切る(人に言われた)テラドSなオフェンス担当の妹おさる。
二人合わせて暫。

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・ネタバレしまくってます。基本的に最初は日常の日記、折りたたみで本の感想になっています。
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